「春の錦」by素性法師
平成17年4月18日付の産経新聞の「古今点景」というコーナーに、次のような和歌が載ってました。
見わたせば柳桜をこきまぜて都ぞ春の錦なりける
素性法師
(古今和歌集五六)
小高い丘から見た春の京は、まるで桜や柳が「春の錦」を織りなしているかのようだ、と素性法師は、都の春の景色の美しさを素直に詠んでいて、作者の感動が伝わってくる名歌だと思います。
というわけで、さっそく今度の連句会で、この歌を踏まえて作った句を出しちゃいましょうか。
見わたせば春の錦ぞ花の京
こんな感じでしょうか。
ただ、問題なのは、「ぞ」という切字が入ってしまってることですね。
切字を使えるのは発句だけなので、このままでは、花の座では使えません。
見わたせば春の錦の花の京
とすれば、大丈夫ですが……やはり、素性法師の和歌は、「ぞ」という強調がポイントなのだと思います。
「の」では、ちょっと冷静すぎますね。
作句とは難しいものです。
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コメント
なるほど。
投稿 barazusi | 2005年11月 2日 (水) 16:36