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2005年4月19日 (火)

「春の錦」by素性法師

 平成17年4月18日付の産経新聞の「古今点景」というコーナーに、次のような和歌が載ってました。

見わたせば柳桜をこきまぜて都ぞ春の錦なりける

                        素性法師

                   (古今和歌集五六)

 小高い丘から見た春の京は、まるで桜や柳が「春の錦」を織りなしているかのようだ、と素性法師は、都の春の景色の美しさを素直に詠んでいて、作者の感動が伝わってくる名歌だと思います。

 というわけで、さっそく今度の連句会で、この歌を踏まえて作った句を出しちゃいましょうか。

  見わたせば春の錦ぞ花の京

 こんな感じでしょうか。

 ただ、問題なのは、「ぞ」という切字が入ってしまってることですね。

 切字を使えるのは発句だけなので、このままでは、花の座では使えません。

  見わたせば春の錦の花の京

 とすれば、大丈夫ですが……やはり、素性法師の和歌は、「ぞ」という強調がポイントなのだと思います。

 「の」では、ちょっと冷静すぎますね。

 作句とは難しいものです。

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コメント

なるほど。

投稿 barazusi | 2005年11月 2日 (水) 16:36

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