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2005年11月26日 (土)

歌仙『猿の目顔』の巻

                           捌・日高 玲

  一茶忌に上野の猿の目顔かな           日高 玲
    大道芸の息の白々                坂根 慶子
   ジグソーのピースはピチと嵌められて       小池 舞
    ボンボン時計の捻子(ネジ)が切れたよ     山地 春眠子
   酒も酌む里居暮しの十六夜              登坂 かりん
    蜻蛉(とんぼ)の国が動き始める            葛城 軽天
  鳥渡る山襞(やまひだ)深みゆく頃に          穴澤 とこ
    親爺の集ふダンス教室                  軽天
   七色のヴェールは床に投げられて             慶子
    乳房含めば漆黒の闇                   舞
   太古より行方不明の意識あり               軽天
    レジスタンスとテロのあわひに          川野 蓼艸
   ご近所に敦盛草をお裾分け                かりん
    江戸切子には月が似合って               慶子
   「すんませんチャーハンは今品切れです」        軽天
    小路の奥に犬ころが吠え                 蓼艸
   癒え早し試歩にまとわる花吹雪              とこ
    復活祭に揃へたる服                   かりん
ナオ E=mc2(イーイコールエムシージジョウ)春の雲     軽天
    渇いた骨が水を呼ぶとき                 舞
   喚声にボクサーゆらと立ちあがり             蓼艸
    またも外郎(ういろう)ねちゃりんことす         とこ
   大統領金閣寺にておもてなし               軽天
    牛に乗らうか馬を引かすか                玲
   雪女らし膕(ひかがみ)をくすぐるは            春眠子
    諸手に重き白菜の尻                    玲
   頒布会個人情報横流し                   かりん
    右往左往の空の警笛                   とこ
   完璧の月光として吾を刺す                 春眠子
    緞帳(どんちょう)わけて鳥屋師(とやし)登場     慶子
ナウ 蝦夷富士の全山紅葉(もみじ)また黄葉(もみじ)    春眠子
    誰も行けない湖がある                  舞
   向うから覗く友あり徳利提げ                舞
    社翁(しゃおう)の雨が肩に優しい            慶子
   歪(いびつ)なるものもよきかな花の影          玲
    階(きざはし)すっと離れゆく蝶              かりん

             首尾・平成17年11月19日 於・上野東京文化会館

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コメント

「歌仙行ーああノ会連句」ブログ始めました。具のない塩ラーメンのようにあっさりしたものになりました。いろいろご意見お聞かせください。

投稿 市川千年 | 2006年6月28日 (水) 23:13

>千年さん

お久しぶりです!
最近行けなくてすみません。また行きたいです。

投稿 Keiten | 2006年6月30日 (金) 01:24

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