コーンの中の空間
黒胡麻のソフトクリーム甘けれどコーンの中の空間淋し
天からの花のひとひらつかもうと子どもの狂喜右往左往す
「久々に美しいもの見た」なんて失言でした君のとなりで
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黒胡麻のソフトクリーム甘けれどコーンの中の空間淋し
天からの花のひとひらつかもうと子どもの狂喜右往左往す
「久々に美しいもの見た」なんて失言でした君のとなりで
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冷蔵庫の森の奥地で見つかった賞味期限の彼方のプリン
着衣とは危機感による習慣と微笑む君の声の柔らか
未来への扉を前に握りしめ熱を帯びたる野性の鍵よ
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宝くじ並ぶ群衆同じ顔 まるで笑顔のアウシュヴィッツだ
いくつもの波濤を越えて神の中 プラスマイナスゼロの夕暮れ
故郷の星に桜の滲み初(そ)め アンドロメダの日本微笑む
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アンパンを食べているとき人はみな小さな宇宙食べているのさ
柔らかい時計を干せば空風に吹かれてゆらり時が逆巻く
大空にぽっかり開いた黒い穴 見ようによれば総ての思想
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くっきりと畳の跡がついている君の背中と僕の両膝
たんぽぽの綿毛賑わうカフェに吹く想像をして一人にやける
飛ぶことを忘れ虚ろな耳元にティンカーベルが悪を囁く
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物事の裏方位磁石(コンパス)の中に見ゆ幼き頃のアインシュタイン
形良きスキンヘッドに手を当てて憂いの視線落とす新聞
追撃をかわして一人くちずさむ夢の廃墟は空も見えない
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脳内に飼い慣らしたる幻獣を時々僕は召喚したい
愛について語る時間ももどかしく昼の世界を閉ざすカーテン
性欲と自己顕示欲支配欲ブレンドしたらこっちへおいで
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ペルセウス流星群の降り注ぐ夜は仲間とともに寝そべる
指をさす方角にもう流星はないがついつい指さし叫ぶ
指さして間に合うほどの長き尾の流星見ればもれるため息
天文同好会時代のことを思い出しながら、歌にしました。今年のペルセウス流星群の「極大」は、8月12~13日未明だそうです。12日の夜、晴れていたら夜空を見上げてみてください。しばし夜空を見上げていれば、都会でも何個か流星が見られるはずです。曇っていても、大きな流星なら、雲を突き抜けて見られますよ。
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真二つに青い地球が割れたなら火星挟んでサンドイッチに
バリバリと地球の殻が割れたなら生まれるものは何の赤ちゃん?
月と地球、火星、金星突き刺して焼いて食べるは神の御業か
今回はちょっと「おふざけ」な感じの短歌にしてみました。たまにはこんなものも、と思いまして……え? いつもと変わらない?
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書き損ね許し得ぬ過去消すたびに汚れてゆくよ僕の消しゴム
単線のドミノ倒しはパタパタとその先にある夢を信じて
右耳にピアスをつけてみたけれど心に開いた穴は飾れぬ
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キラキラと泡立つ光投げかける君の笑顔と睡蓮の池
梅雨空を心に纏う指先は缶コーヒーを開けてたゆたう
顔知らぬ人とメールを交わしつつ画面の前で心潤う
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花は枯れ鳥は地に落ち風は止み月は砕けて闇だけが在る
花びらを氷の中に閉じ込めてナイフに映す瞳鋼鉄
花束を片手にゆるぎない歩み写真の中のロシア男性
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カマキリの卵が孵化をした今朝も通勤電車は僕たちを吐く
抱き合えば君のおでこを掃くようにさらさら揺れる僕の前髪
今日もまた空を映して流れゆく大河を渡る顔の様々
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エルミタージュ美術館へと行きたいがどこでもドアは故障している
菜の花の下にパチンコ玉ころり世界をただの青と黄にする
光無き深海に在る魂の痛み僕らの胸に刻もう
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皓々と夜を犯したコンビニは奪った闇を人の心へ
ひたむきな愛をからだに秘めたまま新たな朝を待つ炊飯器
血流に音符流れるようにして中年紳士踊り始める
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自動ドアのガラスを抜けて天井に光貼りつき不規則に舞う
盲目の勝利者たちは猛毒の爪を研いでは青空を裂く
クリムトの少し斜めに掛かるカフェ少し小首を傾けて見る
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天と地を再び一に帰すように瀑布の如く降れる白雪
この海の果てに夕陽が溶けるならコインの裏に朝が生まれる
外界に開け放たれたカーテンが猫と僕らの違いを見せる
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小説を読んで過ごせる誕生日午後の青空映す十和田湖
現実に疲れ夜空を仰ぎ見る月一粒を胸に家路へ
ゲームして君捨ておけば僕の背に裸の胸をくっつけてくる
短歌も少しずつ発表します。
といっても、僕は短歌とはどういうものかがわかっているわけではなくて、自分が短歌だと思うものを詠んでます。
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