一粒の滴
さほど大きくもない朝顔の葉の上に
とどまっている一粒の滴
この大空を 僕の世界を内包している
いつも自由を求め奔放な太陽に
とまどっている七色の滴
この大空が 僕の世界が徐々に閉じゆく
広大な空と海と大地を循環して
朝顔の葉の上に降りてきた一粒の滴は
いつか流れた 北欧の少年の涙
南米の少女の汗だったかもしれない
指をのばして触れようとした瞬間
透明な滴は風にあおられて
大地に砕け 地球に吸いこまれた
僕の涙はどこへ行くのだろう?
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